「ボトムターン」

 

よく中級者と上級者の違いの目安であったり、これができて一人前、みたいなことを言われた方も多いと思います。

僕も10代の頃、憧れのサーファーから「サーフィンはボトムターンだ」と言われ、その意味を理解することなく数年間どんな波でも意味なくボトムターンをやり続けました(笑)結果間違えた考え方の中でやったそのボトムターンは失速とトップアクションが苦手になってしまう結果になりました。

 

 

得意だと思っていたボトムターンがレベルを上げるための妨げになってしまっていることに気づき、逆にそこを克服することに長い時間を費やしたおかげで、ボトムという場所とターンのパターンを多く知ることができました。その結果今の仕事にそれが大きく役立っているので、今では自分の不器用さとセンスの無さに感謝です(笑)

 

 

今回その「ボトムターン」をするためのレッスンを受けてもらったIさん。僕と同世代、ベテランでうまいサーファーです。

長年の経験の中で得たイメージと動きがボトムターンするための妨げになっている場合があります。

 

 

長年培ってきた動きを変えるのはそう簡単ではありません。

陸上でイメージを修正し、そのイメージを体で体現していきます。

 

 

波はジャンク。ただボトムに降りられる波があれば十分。ポイントになるのはボトムターンにいくまでの過程です。

 

 

さすがベテラン。たくさんの風波から乗れる波をチョイスし波を捉えていきます!

 

 

難しいのはここで真白くならずに意識をキープできるか。

 

 

意識を飛ばすことなく冷静にその体勢に入り実践できています!!さすがベテラン!!

 

 

意識するポイントを実践しながらその感覚を徐々に掴み取りましたね!!

 

「わかった!!」

後半見せてくれた2本のボトムターン。探っていたぼんやりとしたその感覚は確信に変わってきましたね!

 

 

これまでの半分のエネルギーで今まで以上のスムースな加速感を得ることができました!!

ここからそれを自分のものにしていくことに少し努力が必要ですが、楽しい努力なので今回の課題を意識してトライして入ってくださいね!お疲れ様でした!!