「一生に一度行きたい場所がある」
そこに気の合う仲間と一緒に行けたとしたらどんなに最高だろう。
そんなぼんやりとした夢を心の何処かに持ち続けていた。
僕も50歳手前。5年か10年後にその夢が実現したとしても体力的にも技術的にも不安がある。その話をもらった時、今しかないと思えた。
急遽その夢が現実になるかもしれない、そう思えた瞬間からワクワクがとまらなくなった。
ただ現実にするためにはそれぞれに大きな難関がある。高い費用を工面できるのか、長い期間仕事を休むことができるのか、そして家族の理解をえられるのか。
まずはその半端なく高いハードルをこえなければならない。それは大げさではなく人生をかけた旅行だ。
家族の理解が得られても仕事の休みが取れない、その逆もあるし、休みはとれても費用が工面できない、もちろんその逆もある。
そのハードルを奇跡的に乗り越える事ができた8人の旅が現実になる。
なによりも理解してくれたそれぞれの家族に感謝しかない。 m(_ _)m
そうしてそれぞれに人生をかけた親父たちの修学旅行がスタートした。