これまでレッスンの中で人が急激に変化していく瞬間をたくさん見させてもらってきました。その変化する瞬間に共通することがあります。

レッスン中に生徒さんに「ブルース・リーみたいなこと言いますね(笑)」と言われた事がある。ブルースリーってなんて言ってたんですか?

「考えるな!感じろ!」 ですよ。

へ〜そうなんですね。

そういえば武道の先生からも似たようなことを言われたことがあるなぁ。先生に聞いてたから僕の頭の中に潜在的に記憶していたのもあるかもしれませんが、この仕事をさせてもらってきて同じことに気がつきます。

できない課題に対して絶対にできるようになってもらう、ということを毎回諦めずに本気でやってくと、運動能力とかテクニックとかではない根本にある原因が見つかることがあります。

考える と 感じる は似てるようで全く違ってて、その思考パターンで動きが全く変わる。

考えて納得してから行動する、考えて理解して納得したことで安心して行動できる、という日常のパターンが、変化し続ける波の動きに合わし楽しむ遊びに、支障をきたしてしまう。「考える」そのほんの少しのタイムラグが積み重なり波とのタイミングをずらしてしまう。

「何も考えていないときのほうがうまくいく」というのも、その一つ。でも何も考えないとはちょっと違う。

 

「感じる」は「考える」と脳の違う部分を使っていると思うので、使えていない筋肉を使えるようにするように、脳の使えていない部分をつかうことでその能力が上がるようにおもいます。

 

今日も思考が止まった瞬間、生徒さんに変化が起きた。

 

海に行ける回数が減り、その限られた時間の中でも向上心を持ち、チャレンジしつづけるTくん。

焦りと頑張りがやりたいことを大きく妨げていましたが、サーフィンが激変したときのマインドを思い出すと、すんなり良い形におちつきましたね!!

今は大きなレベルアップを狙わずに良い状態をキープし、練習量が取れるタイミングまでじっくり下準備つんでいきましょう!!

後半、川の流れをせき止めていたブロックが一気に外れたように、急激に変化したKさん。

この生徒さんの喜びは、教えさせてもらっている僕の喜びでもあります!!

意識が変わると体勢まで変わってきます!!かっこいいですね〜

海から雪山に移行するまでの間に、この感覚をご自分のものにしていきましょう!!

波を掴む力が備わり、練習回数が多くなった分、これからはライディングの動きの練習。

これまでやったことのない動きにチャレンジされたKさん。これからより波の斜面で動ける様になるためのきっかけづくり。今シーズン新たな感覚を掴んで次のシーズンにつなげていきましょう!!

自分が作り出した難しさから脱出し、シンプルに波にトライするMさん。

コロナ後のコンテストに向けての基盤創り。目先のテクニックよりも今積み上げた基礎はきっと来年大きく花開くように思います!!じっくりやっていきましょう!!

 

楽しかったです!みなさんお疲れさまでした!!