先日の高知県知事杯。初心者やお子さんでも出られるスーパービギナークラスがある。まだ立ち始めたばかりのお子さんや、自分で波に乗ることができるようになったばかりの方が出場できるクラスだ。

小さなお子さんたちが親と一緒に海に出てサポートを受けながら波に乗る。運動会的で微笑ましく見れるクラス。

岸の岸まで乗ってこれる子もいれば、途中コケてしまう子もいる。スタンスの場所やフォームや目線などの色んな要素で失敗しやすい子、成功していく子が分かれる。

小学生になりある程度身体ができてきた子よりも、より小さな子の動きにハッとさせられる。

5歳になったばかりのあらたくん。お父さんに押してもらって波に乗ったときはほとんどみんなと同じ。波が弱くなり置いていかれそうになった時、「もっと乗りたい」と思った時の動きが違うのだ。

そこで意識的に力を使って進めようとする子、くずれそうなバランスを取ろうとする子、それとは違い無意識に重心をつたえよう子。

波に耳をすませ、どうすれば進んでくれるかを感じ、感じるまま動く。あらたくんだけが重心を伝えてロングライドしてくる!

この重心が決まった体勢! 武道家とよく似た身体の使い方!あらたくん、すばらしすぎます!

人にもともと備わっている機能で使わなくなっていずれ忘れてしまう。これを小さい頃に自然に身に付いたとしたら、これからのサーフィンを続けていく上で大きなアドバンテージになるはず。

スペシャルで優勝したNAGIくん同様、僕が刺激を受けたもうひとりのサーファーあらたくん。これからもお父さんとサーフィン楽しんでいってくださいね!また来年の活躍楽しみにしてます!

この動きを日頃からトレーニングし、意識的にそれを自分のサーフィンにリンクさせようと練習しているマニアックなおっさんの独り言でした。(笑)