28年前、プロ選手の頃ドミンゴサーフボードにお世話になることになり、飯尾さんシェイプのサーフボードに乗らせてもらうことになりました。
オーダーの時には、毎回飯尾さんにライディング映像を撮ったビデオを送り、自分の要望に加え、スタンス、スタイルに合わせたサーフボードをシェイプしてくれました。
自分にマッチしたボードに乗らせてもらうことで、自信を持ってサーフィンできたし、技術も向上させてもらうことができた。
その後、僕はサーフショップをオープン。
お客さんにも僕と同じように映像を見てもらい、その方の特徴やレベルに合わせたボードをシェイプして欲しい!
その思いを飯尾さんに伝えると快く引き受けてくれ、毎回動画を撮るか写真を送り、飯尾さんに見てもらい、その方の特徴に合わせたボードをシェイプしてもらうようになりました。
そして、飯尾さんが日本一空港から遠いと言われる土佐清水まで足を運び、お客さんのライディングをリアルにチェックし、コーチングやサーフボードのオーダーをしてくれるようになったのが「IIO MEET」の始まり。
最初は数人だったお客さんも、徐々にたくさん集まるようになり、年に1度のお店の恒例イベントとなりました。
来られるお客さんも目標を持ってサーフィンをするようになり、年に1度飯尾さんにサーフィンを見てもらうのを楽しみにしていたお客さんが多くいました。
その飯塚さんが、昨年10月天国に旅立った。
飯尾さんがプロ選手だった頃、シェイプの仕事が忙しくなり、サーフィンを諦め、海に入らなくなった。
お酒を飲むたびにその話になり、みんなにはサーフィンを続けて欲しいと言うことをいつも言っていたのを思い出します。
そしてもしサーフィンをもう一度するとしたら、この大岐の浜でやりたい、と話していました。
6月15日、飯尾さんと関わりが深かったお客さんだけで、飯尾さんをしのぶ会をやろうということになり、最後の「IIO MEET」を行った。
夜遅くまで飯尾さんとの思い出で盛り上がった。
翌日には、みんなで海に出てセレモニーを行いました。
きっと今回のセレモニーの後ら飯尾さんはこの海でみんなと一緒にサーフィンしていたと思う。
飯尾さん、長い間本当にありがとうございました!